2009年9月30日水曜日

金融モラトリアム法案の行方

お客様のなかには、昨年来のリーマン不況で、資金繰りにあえいでいる企業がある。そのうちの1社は、県の再生協議会に持ち込まれて、銀行団からのリスケを受けた方がおられる。

しかし、再建計画のなかで必要運転資金の見積もりが過小であったこと、および税金等の公租公課の債務が簿外(再建計画のためのB/S上)でなったことを主たる原因として、その再建計画の実行途中で、資金がショートされている。

いったん再生協議会案件の再度のリスケということは、とても難しく、その顧客企業の社長は、新たなファイナンス手段を探して、ここ3-4ヶ月、金融機関、再生協議会を奔走されていた。

昨日、大口仕入れ先から500万円の資金を融通してもらって一息ついた格好だが、もし、金融モラトリアム法案が通過したら、大助かりとなろう。

この審議の行方に大きな関心をもって見守りたい。

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